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岩波日本史辞典 Ver.3.1価格: 10,290円 レビュー評価:3.5 レビュー数:2 年表のようなモノとリンクしていると重宝だったと思う。学生が普通に使用する分には十分だとは思うが、突っ込んだものとなると少し頼りない気がする。こういうものは、どんどんバージョンアップしてもらいたい。 |
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1968〈上〉若者たちの叛乱とその背景価格: 7,140円 レビュー評価:3.5 レビュー数:9 リアルタイムで1968年という時代を体験していない世代の私たちにとってはとても貴重な記録です。同時代を生きた人は、そしておそらくそうした人たちこそが、酷評しているのでしょう。しかしそういう人たちに言いたいのは、「じゃあどうしてこれまであんた書いてこなかったんだ」という、ただその一言です。
全共闘世代が「大人」になってしまって「あの頃は若かった」と口をぬぐって、過去の時代について、あたかもそんな時代など存在しなかったような口ぶりで平然としているからこそ、小熊は本書を書かなければならなかった。それに文句をつけるならあんたが書きなよ。あんたたちが口をぬぐってきたせいで、後の世代の者がど |
害虫の誕生―虫からみた日本史 (ちくま新書)価格: 756円 レビュー評価:4.5 レビュー数:9 いわゆる害虫への取り組みを通して、直言し難い社会の問題点が満載されている。つまり、大衆とはどんなものなのか、行政の義務とそれを進める状況はどうなのか、その間に生きる市民活動家の考え方など、汲み取り得る教訓が多い。 |
幕末史価格: 1,890円 レビュー評価:5.0 レビュー数:12 複雑に錯綜する幕末から明治維新にかけての様子が、手際よく整理されていて、今まで誤解していたり、関連が良く解らなかった部分などが、一気に理解が進んだ感じがします。
しかも、慶應丸の内シティキャンパスの特別講義を纏めたものと言うことで、非常に読みやすい著作になっています。
作者は「あとがき」で、「張り扇の講談調、落語の人情噺調」と表現されていますが、様々な例示も適切で解り安い語り口になっています。
確かに言われてみれば「そうだな」と思うのですが、倒幕の志士たちが戊辰戦争に勝利した後、その先のヴィジョンがどれほどあったかは、はな |
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